Niseco Classic2018 [70kmWomen Race 25位] niuniu
7/8に行われたニセコクラシック
UCIグランフォンドシリーズに認定されてから数えて3回目の開催となる今回。
Innocentからは男子70kmに荒瀧&宮田。
女子70kmにniuniuが参加した。
ど天然ぶりを発揮して140kmのエントリーをすっかり忘れていた男子勢を横目に…(おい!)…目標レースとしてコツコツ努力してきたniuniu。
キノフィット(いいぞぉ。知らんけど)へのお布施の効果もあって、メキメキ強くなっていくのをみんなも感じていたはず。
努力は裏切らない!もっと強くなれるでよ!
そんなniuniuからのレポートが届いたので
是非ご一読ください(^^)!
------以外niuniuレポート------
Report
「ニセコクラシックレース」が、UCIの傘下にある公認市民レース。
北海道ニセコ山系/倶知安町・共和町・蘭越町・ニセコ町にまたがる140km/70kmの2コースがあり、 今年は中規模のアップダウンを繰り返し、獲得標1125mと比較的走りやすい設定の70kmコースに出場した。
innocentから、70kmMenに2人が出場
(140kmのエントリーに間に合わず、慌てて70kmにエントリーしたあらたきさんとみやたさん)
あらたきさんは総合優勝を成し遂げ、チームジャージを表彰台に掲げた。 みやたさんはレースの序盤から全力疾走、後半の登りで足が攣ったものの最後まで敢闘(年代別77位)。
※しばたさんは140kmMenにエントリーしたが、仕事の都合でやむを得ずDNS・・・
そして、70kmWomenに参加した自分。結果、25位/77人(完走73名/OPN 1名/DNF 3名)、 2:28':04"のリザルトでぶじ完走。
今回、Womenカテゴリ参加者の観点からニセコクラシックレースの体験をレポートさせて頂く。
レースだけではなく、遠征の楽しさも一緒に書き残したいので、レポートは、事前準備→ニセコIn→レース本番の時系列で構成すされる。
まず、事前準備。
心の準備として、「コースデータを分析→過去のリザルトを調査→今年の出走リストを把握→レースの目標設定」をした。
レース目標は、
○三段坂の手前まで先頭集団で走る
○登りでサイクリングしない
○2時間半以内完走
の3つ。
自分のレベルを鑑みて、比較的に堅実なゴール設定。
身体の準備として、ハルヒル参加→都民トレ(1回目)→ツールド宮古島参戦→奥武蔵トレ(2回 目)→道志トレ(3回目)+平日ローラーをやっていた。
4月半ばから5月のハルヒルまで全く練習できなかったので、ハルヒルからニセコまで、悔しい苦しい激しい調子の取り戻し期間を経験(シーズン中のブランクほど残念なことはない反省)
何とかレース完走できるレベルまで調子が戻り、直前の道志トレでチームメイトからたくさんの力と勇気をもらった。
練習仲間に感謝。
ニセコIn。
…の前日に女の子が到来(周期が正しく健康そのもの・・)
しかも日曜日のニセコが雨マーク。北の大地で修行だ・・とため息。幸い、金曜日仕事が忙しすぎてモチベーションがさがる余裕もなくぎりぎりまで残業、バタバタして、いざ出発。
羽田でinnocent boysと無事合流。さわやかな笑顔に癒されてほっとした。旅を楽しもうとのんびりモードに切り替え。本当にのうてんきだなぁ~とにこにこにこにこ空を飛んでいた。
1時間半ほどで新千歳空港に到着。飛行機を出た途端、さむぃい!の驚愕と悲鳴があっちこっ ち。気温が東京より10°Cも下回る北風びゅーびゅーの札幌上陸。
半袖短パンすがたのあらたきさんにウィンドブレーカーを差し出したやさしいみやたさん。
レンタカーに荷物を詰めてニセコへGo~
途中で支笏湖の名物、ちっぷ寿司を頂く。
夕飯の時間から逆算して受付へ直行。
宿とスタート地点の距離と睡眠時間、コースの下見を考慮して翌朝スタートまで自走を決定(素晴らしい決断力)
自転車預かりの時間制限がなくなり自由に動くから、ホテル早めにCheckIn。宿泊プランに夕飯が含まれてしかも納得ができる単価だからホテルで頂くことに意見一致。
ニセコ地方は雨が降っていなかったし、時間がたっぷりできたからわいわいわくわくとコースの下見ライドへGo。
北の大地、最高に楽しい~~お2人ペースと距離を自分にあわせてくれてありがとう。
ホテルに戻って、まったり夕飯タイム。たくさん食べた!炭水化物を取りなさいと言われたから信じられないくらいの量を食べた自分。カーボローディングするほどの距離でもないけれど、 しっかり食べた。
マシンのメンテして、ゆっくりお風呂に入って、翌朝の準備してのんびり就寝。
レース本番。
翌朝5時起床。天気ばっちり!(さすが晴れ男) サッカーの延長戦を見ながら食パンもぐもぐ。サッカーが面白くて一時、緊張を忘れた。 RedBullを飲んでスタート地点まで移動。
漕ぎだしてみて、おなかがめちゃ痛いけど足が軽いから調子がよい。会場について、荷物を預けて、ばなな1本をもぐもぐ。
宮古島で一緒に戦った女子たちにご挨拶。
弥彦村ではじめて会話したもえさんにご挨拶。お医者さんのもえさんから痛み止めを頂く。女の子対策まったくしてこなかった自分。もえさんの親切さに慰められ緊張が半減した。
お手洗いを並んでいたら沖縄のカフェで出会った杉浦姉さんに会えた。杉浦姉さんのお勧めで 参加を決意したとご挨拶。
待機場所に戻ってゼリーをちゅーちゅー。骨盤をほぐして柔軟。みちこさんの足がすごいわ~ と感心しながら緊張がピークになったタイミング、レースがスタート。
スタート地点の蘭越らんらん公園からR229の大通りにでるまでローリングスタート。最後尾 に並んでいたもえさんがすかさず女子優勝候補のポジションに上がってきて、豊富なレース経験にすごく感心した。
緊張のあまり記憶があいまいな部分もあるかもしれない。河を渡ってR229に出た直後、リアルスタートが始まったような気がする。
コースの冒頭が2km弱/100upくらいの登り。先頭集団(手塚さんたち)があっという間に行ってしまったから、まわりの女子を確認しつつ大きい集団に残ろうと必死に耐えた。
ローリング解除直後のペースアップに一生ついていけないわと絶望感に飲み込まれそうな瞬間だった。弱々しい心肺・・スタート
早々、目標の一つが幻滅~(先頭よ~バイバイ)
で、短い登りのあとはちょこっとくだり、なだらかな登り。心肺が安定してきて、集団の後部 にいるから前に出たいと後ろの橋本さんにローテを合図。 橋本さんはあんまり余裕がない様子だったから無理をさせず残っているメンバーで少しずつ前へ前へ。
何とか集団の真ん中より前のポジションをキープできた。
杉浦姉さん、なるしまのお姉さん、内房レーシングのお姉さん、SPEEDのお姉さん、風輪のお姉さん、チーム名が分からないお姉さん3人ほどから離れないように平坦区間を通過。
大きい外人のお兄さんを右風避けに三列の真ん中にこそっと。
体が小さいからほぼ無風状態。 平坦区間で足を休められた。
30kmすぎたところマグオンを2つちゅーちゅー。
前後を確認して、自分のカテゴリが1人もいなかったな・・雑賀さんが遥かな先頭集団にいる な・・入賞が幻の幻・・と嘆いてたらチームメイトの集団が後ろから追い越してきた。 励ましの声から多大なパワーをもらい、再びレースに集中できた。ありがとう!
気を取り直したところで、いざ3段坂に突入。 ここから集団が少しずつ分解していく。インナーにシフト。ケーデンスをアップしてひたすら 漕ぐ漕ぐ、心肺は大丈夫。
そうこうしているうち、周りを確認したら、なるしまの姉さん、SPEEDの姉さん、内房レーシングの姉さんだけが残っている(もちろん男子選手も多数いる) テクニカルな下りがなかったから、集団で下り坂をクリアして2つ目の坂。
前をみたら、みちこ姉さんがいた!みちこ姉さんを見かけた途端、ぶわぁぁあーと闘争心がわいた。
追いつくと決め、全力で漕ぐ。追い抜いて後ろを振り向く。そうしたらみちこさんが追いかけてくる。追い抜かれる。 先月負けたばかりだからやはり無理か・・いや、諦めがまだ早い、ベストを尽くす。
追い抜いたり追い抜かれたりの繰り返しがラスト3kmまで続いてたと思う。
レース中に熱くなって冷静に考えていなかったが、みちこさんが年代別に確実入賞できる位置にいたから、本気で戦っていなかったかもしれない・・・ まぁ、それでもよろしい。
みちこさんのおかげで自分がめちゃ頑張れた。ありがとう! そして、"登りでサイクリングしない"の目標が何とか達成。坂を頑張った!
で、ラストの500m。数多くの観客が応援してくれた中、鼻水を垂らしながらぜいぜいひぃひぃふらふらダンシングして何とかゴール。
(写真に撮られないことを心から祈る)
タイムは、2時間30分を切った!
目標"2時間半以内完走"が達成!
今の私のベストかも・・・受け止めて次に繋げる。 チームメイトと無事合流。青い空を背景にようやく顔を見せてくれた羊蹄山の雄々しい姿を眺め、絶大な達成感を味わいながら仲間の優勝を祝う至福の時間でした。
長文失礼ながらもレポートが以上。 次のレースまでしばらく間が空くから、走りたいところをいっぱい走る。
息を切らしてさ 駆け抜けた道を 振り返りはしないのさ
ただ未来だけを見据えながら 放つ願い~~♪
(2018/07/10 niuniu記)
(70km menにて優勝の荒瀧)
↓にもチラリと写ってます
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