袖ヶ浦チャレンジ 160km MTO

袖ヶ浦チャレンジ2019に参加してきました!


今回のメンツは以下の通り。

インポッシブルチャレンジ(100周243km): ARTKさん

160kmソロ: NSMRさん、STIさん、私MTO(K)

サポート/ガヤ: AIさん

長い坂もなく、多くの人が最後まで集団に残れるが、地味に削られていくコースで、個人的に結構好きです。

袖ヶ浦は去年7月に初めて参加。その時は2時間ソロで4位に食い込めたし、12月にはMTIさん優勝、MYさん3位に入ってるので、innocentと相性が良いのでは…などと思っていたり。今回も入賞以上を狙っていきたい!


以下レポート


前日

土曜日は花見ライドで60kmほどユルポタ。うどん食べてカーボローディング。

22時くらいに就寝。


当日

5:15起床

6時に、STIさんが家の近くまで車で迎えに来て下さり、同乗させてもらう予定。他の3人はNSMRさんの車で向かうとのこと。STIさんから連絡があるまで朝食(オートミールとかコーンフレーク)を貪る。

朝STIさんに送ったLINEの既読が中々つかず、「まさかSTIさん寝坊か!?」と少し焦ったが、6時を過ぎた辺りで遅れるとの連絡が来て、ひとまず安堵する。

集合時間を早めに設定しておいたおかげもあって、問題なく会場に着いた。先に到着していた3人と合流し、ゼッケン付けたり、補給の準備をしたりする。

珍しく(?)試走もできそうなので、NSMRさんと試走に向かう。路面はウェットだが、日差しが出ていたのでレース中に乾きそう。2周だけして戻った。

ちなみに今回はNSMRさん、STIさん、そして私が新機材でのレースだ。まだあまり慣れていない機材がどう出るか…


そんなこんなで前の方に並び、スタートする。160キロ、200キロ、インポッシブルが同時スタート。100キロは1分差でスタートだった。この配慮のおかげでそれほど100キロ勢を集団内で見なかった気がする。結局追い付くのだが…

前回MTIさんが開幕アタックで逃げ切ったのが記憶に新しかったので、逃げがないか一応注意していたが、流石になかった(笑)。

そのせいか集団は落ち着かず、ハイペースで進んでいった。ブリッツェンや有力勢の強力な引きで徐々に脚が削られていくも、千切れるほどではないので、集団はあまり小さくならない。スタート前は肌寒かった空気も、すぐに気にならなくなる。

そんな中、時折、強烈なペースアップで集団が一気に棒状になる。一体先頭は何ワット出してるんだ!?と前を見ると、大抵ブリッツェンかイナーメの北野選手だった。北野選手に関しては何度もアタックしたり積極的に動いていて、応援したくなってしまった。もっと脚を使って集団を絞ってくれ(他力本願)。

特に何もしていないが、疲れたな〜と思ってサイコン見たらまだ50分しか走っていなかった。あと3時間以上もあるのかと気が滅入る。まぁエンデューロ出る度にこうなってるので、今回もなんとかなる(はず)、と自分に言い聞かせて淡々とペダルを回す。

序盤から中盤にかけて、NSMRさんと私は前の方に行ったり、集団の真ん中の方まで降りたりと無難に過ごす。

私は後方には行かないようにしていたけど、NSMRさんは途中最後尾あたりまで降りていた模様。あれこれ試した結果(?)「無理に前にいるより集団の真ん中にいた方が楽だよね」と言っていて、自分もそれに同意する。やっぱり前後左右にいると空気抵抗的にはかなり楽ができた。

ちなみにARTKさんはほとんど集団先頭にいた。先頭で引く時は、急激な上げはもちろん、ペースアップもない。優しい引きだ…

STIさんはスタート以降見ていないが、後から聞くに何周かした後先頭集団からドロップしたらしい。風邪を引いていたようだし、ポジションも出ていなかったので、次回に期待だ!

AIさんは相変わらずガヤ神だった。


1時間半ほど経ったところで、我々の1分後にスタートした100キロのメイン集団に追いつき、抜き去る。やはり普段より集団のペースが速いようだ。二つの集団が混ざらないように、ブリッツェンが声をかけて間を走ってくれる。

100キロのゴールが近づくと、抜き去った後に追いついてきた100キロ勢を集団の前方に出させ、他のカテゴリーは彼らのレースを見守る。7、8人だっただろうか。飛び出していった100キロ勢に追いつかないよう、集団の速度が緩まった。

この集団の落ち着きは100キロを過ぎてもしばらく続いたが、残り40か50キロ、ここからチーム湾岸カレーユナイテッドの攻撃が始まる。人数を揃えている湾岸が代わる代わるアタックをしかけ、集団を消耗させてかかった。

私も始めの方に追走に脚を使ったが、すぐに保たないと悟った笑

心身共に弱過ぎて集団の真ん中まで位置を落としてしまう…

湾岸としては、アタックで有力勢の脚を削れれば良し、逃げが形成されればなお良し、という状態。(逃げになれば当然残ったメンツは集団の蓋をしつつ脚を休める)。逆に追走側としては、自分が頑張って追ってもそれに付いてくる後ろの集団は比較的脚を使わずに済むので、先陣切って追うのに躊躇が生まれる。何より毎回反応していたら脚が保たない。かといって、残りこの距離で逃げができるのをみすみす見逃すのもよろしくない…

強いメンツを複数揃えているチームだからこそできる作戦で、本当に見事だった(レース中は「もうやめて!」と心の中で叫んでたけど)。いつかinnocentでもやってみたい、参加者が集まればできる実力はあるはず…


私が位置を落としている間、NSMRさんは集団を引いたりギャップを埋めたりと先頭で頑張っていた。しかも、一度逃げに乗る。一緒にいた二人が、アタックを繰り返していた湾岸の一人と、それに何度も反応していたTEAM光の方だったので、逃げ切りは流石にないと思ったが、熱い走りだった…

と、まあ色々なことがありつつ、残り5周を切る。

そろそろ集中して、ポジションも前の方に上げておきたいところ。200、243のカテゴリーの方々は少し下がってくれる。緊張感も高まってきた。あとはなるべく脚を温存しつつも前方に位置取り、スプリントに備える。

そんな中、RXの方など、積極的に前を引いてくれる方々がいて、その時は謎だったが、どうやら私が気付かぬうちに逃げができていたらしい…間抜け過ぎる(笑)

逃げは湾岸の二人。思い返せば確かに最後らへん、集団先頭付近にいるあの黄色いジャージの数は少なかったし、特に動いてもいなかった…もっと早く気付いて積極的に追走に参加していたら違う結果になっていたのだろうか、などと思ったり。弱いから追走で脚を使い果たして最後スプリントで捲くられまくる未来しか見えないけど。

そんなたらればの話は置いておいて、ラストラップ。最終周回の66周目に入り、私はポジションを上げる。前から5、6番目あたり。最後まで先頭の風除けに押し出されなくて良さそうな最高なポジションだ。もう先頭は160キロ勢で固められている。

残り1キロを切った辺りで、風魔横浜というチームの方が、恐らくチームメイトのアシストをするために前に出て引き始める。後ろとしてはいいペース。彼は最後のコーナー手前で力尽きた。

そこで火蓋が切られた。スプリント開始。ゴールへのホームストレートは200mくらいか。今回は少し脚を温存できていたのか、いつもは上げられない腰を上げてペダルを踏み付け、回す。全然伸びない。しかし、周りはもっと伸びなかった!笑 垂れた連中が一人、また一人と落ちていき、自分の順位が相対的に上がっていく。いけるか!?

最後にキレのあるスプリントでRXの菊川選手に捲くられながらも、かなりいい位置でゴールラインを越える。これは3位では!?と心が踊った。3位以内に入れば表彰台だ。

が、しかしその直後に背後からNSMRさんに「逃げが二人いたから、5位か6位に入ったんじゃないかな!」と声を掛けられて「ッファ!?」となる。

驚きの理由は二つ。逃げがいたんかい!というのと、あなた逃げで脚を使い果たしたはずでは!?なんで真後ろにいる!?という驚きだ笑

あれだけ先頭で走ってまだ最後まで足が残ってるあたり、やっぱりNSMRさん強い…

160キロのレースが終わり、ピットに戻るためにもう一周消化する。コースの端に寄ってゆるゆる走り、NSMRさんとレース中のあれこれについて盛り上がる。終わった後にレースのあれこれを話し合うのが一番レースの面白いところなのでは、と思う笑

ピットに戻ると、AIさんが水を持って迎えてくれた。お疲れ様!そして5位、6位と二人ともなんとか入賞という吉報に、三人で喜んだ。

以下余談

あとはクレープを食べつつSTIさんに檄を飛ばしたり、ブリッツェンの練習会に参加するARTKさんを応援したりしていました。

STIさんも無事完走。

ARTKさんに至っては、001ゼッケンで優勝、初のインポッシブルチャレンジ達成者としてレジェンドになっていました。

全員落車や怪我なく完走できた上、優勝入賞もいるので、個人的にはかなり満足な結果でした。

私の課題としては、途中コーナーで外に弾き出されてしまったり、前が詰まった際に急に車線を変えて怒られてしまったりしたので、もっと集団走行の技術が必要だと思いました。言い出したらきりが無いですが、あとはちゃんとレース展開を見ておくこと、アタックに対応できるインターバル耐性、などなど。

以下GARMINのデータ

162.5km

3時間56分

Ave41.3km/h

1260m↑

Ave 205w

NP 238w

Max 850w

Ave99rpm

最後のクールダウンも入ってるので、多少のずれはありますが、概ねこんな感じでした。パワーメーターはstagesの左側のみ。

パワーゾーン的にはゾーン1と7が一番多く、両方50分程度でした。

ケイデンスが高めなのはクランク長を170mmから165mmに変えた影響ですかね。

ちなみにmaxの850wを出したのは最後のスプリントではなく、スプリントは550w程度しか出ていませんでした笑 これでほとんど捲くられないってみんな最後はどんだけ疲弊してたんだ笑

おしまい

Innocent

私たちInnocentは2017年3月1日に発足した東京のロードレースチームです。 前身である2012年に発足したロードバイク総合チーム『ツルマスヴェロクラブ』から、レース志向のメンバーを集め、より強く、より速くなることを目標として結成されました。 現在、男性15名女性10名の計25名で活動しています。 新規メンバー募集中です!

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